と、グーグル先生に質問された方へ。
いや、もちろん私が質問されたわけじゃないんですがね。ヒマだから・・・
補足させていただきますと、フランスでビールを注文するときは「アン・ドゥミ」(半分の意)って言えばいいんだよ。なんてことが旅行ガイドには必ず書いてありますよね。
で、その量は500ml?250ml?どっちやねん!というご質問なのですね。
答えがこちらに書いてあります。
→Pourquoi parle-t-on d’un ‘demi’ pour seulement 25 cL de bière ?
250mlのビールを”半分”って言うのはなぜ?
‟一杯の”ビールの量は1パイントなんですが、このパイントがくせ者でして地域によっても時代によっても変わるのですが、現代のフランスでは約0.58㍑であります。
ですからビールのグラスもそれに合わせて作られているのですね。で、その半分と。つまりun demiとはun demi (verre de bière) グラスのサイズが半分の、ということなのです。
半分なら290mlじゃね?というツッコミもありましょうが、ソコはソレ、ラテンの人たちがやることですから。いつからかはわかりませんが、‟一杯の”ビールは500ml、その半分のun demiは250mlということになったわけです。
だが、しかし。
フランス(特に空港)でアン・ドゥミと言ったら500mlのビールが出てきたよ?という方もたくさんおいでになることでしょう。私もその経験ありますから。なんで250mlじゃないねん?って訊いてみましたところ、
「外国人が多いから」だそうでございます。
ビールグラスの容量と呼び名をまとめたWikiも見つけたので貼っておきます。
https://fr.wikipedia.org/wiki/Verre_%C3%A0_bi%C3%A8re
ベルギー・スイスではdemiは500mlなんですね。
正解は「どっちもアリ」ということですな。
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