今年もサラマンジェに時季外れのヴァカンスのシーズンがやってまいりました。
ヴァカンスの本場(?)フランスでは2~3週間ってのが相場です。
日本人にとってはうらやましい限りです。
フランスのヴァカンスは全土で一斉にとるのではなくて、地域ごとに時期が決められております。
じゃないとどこへ行ってもレストランも商店もお休みってことになっちゃいますから。
ヴァカンス期間中の町ではホントにあいてる店を探すのに一苦労します。
ゴハンも食べられない。
夏の間にフランス旅行へ行く時には注意が必要です。
そのフランスから、やはりヴァカンスを利用して友人が訪ねてきてくれました。
オデコに威厳の光を湛えていますが、年は私より十も下です。
パリの郊外、メゾン・ラフィットという町にあるレストラン、「Le Tastevin ル・タストヴァン」のスー・シェフ、ロミュ君。
彼にもホント、良くしてもらいました。
なんせフランスへ渡って最初に勤めたのがこのタストヴァンでありまして、その頃の私はフランス語がほとんどできないに等しい状態でした。そんな「使えない外国人」の私でも何とかやってこられたのは彼のおかげです。
彼は私のメチャクチャなフランス語を理解しようと努力してくれる人だったんですよ。そういう人が調理場に一人でもいるのといないのとでは、その後の仕事のやりやすさがえらく違ってくると思います。
ホントに私はラッキーな人間です。そういう星の下に生まれたんだな、きっと。
彼が訪ねてくる、と聞いた時は耳を疑いました。だって帰国してから一度も連絡を取ってなかったんですから。
それが日本に友人(やはり料理人)がいて、その方が私の情報を彼に伝えてくれたということでした。やっぱりラッキーだ…。この方にも感謝です。
有り難い。まさしく字の通りありがたい。
とにかく思いもかけず再会できたのがうれしくて堪りませんのです。
この日、私は彼から貰ったコックコートを着て彼を迎えました。(それくらい彼とは親しかったのです)
胸には彼の名前が刺しゅうされています。なのにヤツは気付かない。
こっちから「憶えてる?」と切り出してようやく思い出したみたい。もちろん大喜びしてくれましたがね。
これからも長く交流を続けられたら、と願って止みません。
さて、サラマンジェのヴァカンスですが。
昨年は「フランス並み」を気取って3週間強という超大型連休をいただきましたが、さすがにあれは休みすぎだ…。近所の人たちは「とうとう(あるいはやっぱり)潰れたか」と思ってたそうです。休み明けには「どうしたんだ?」と、いろんな人が様子を見に来ました。
そんな心配をおかけするのは心苦しいので、今年はちょっとだけ短縮することにしました。
今日から21日(月)までの8日間。
ちょっとだけと言いながら大幅短縮ですな…。
ま、私にもいろいろ事情はあるのです。おカネがないの?とか、そ-ゆー詮索はどうかしないでください。泣きそうになるから。
そんな訳で、お休み明けのご予約については、例によってメールにて承ります。
カレンダーを見ると休み明けは世間は「シルバーウィーク」の真っ最中、一部で「あまのじゃく」といわれる私ですが、この設定はやっぱりヘンだ…。
しばらく拝見しないうちにいつにないハイペースな御投稿に超びっくりであります(笑)!
楽しいバカンスを!
えっ、21日~バカンスですか?
ショック、ショック、ショック。
前々から、伺いたいと願いながらも、ローカルな場所に住んでいる事と、月曜定休のハードルに阻まれて未だ夢果たせずの小生でしたが、今度の連休22日か23日に予約しようと考えていた矢先だったのに・・・。
念願のサラマンジェ・デビューは、また幻に終わりました。
良いバカンスを・・・。
え~と…、
21日~ではなくて21日までです。
ですから22も23も営業しております。
ぜひご予約ください。
ワキサカシェフのリヨン修行時代のお話をもっと伺いたいです。何て言うお店でどのような方々と働かれていたのですか?
いずれまたお話しさせていただく機会も来ようかと存じますが、ひとまず、こちらのエントリーをご覧ください。
http://actbit.xsrv.jp/development-sam-test/gnafron/wp-content/uploads/oyaji/2009/04/post.html