ある日のサラマンジェの賄いでございます。
製作者(現スタッフ、通称プチ・プランス)によりますと、これが「シャルトルーズ」なんだそうでございます。
中には豚のひき肉やいろいろな野菜が詰めてあります。中身は餃子のようでもありますが、ま、間違ってはおりませんな。Le guide culinaireにも「ハトのシャルトルーズ」として似たものが出てます。
この「シャルトルーズ」という名前は、シャルトル派修道会に由来するもので、なんとなればそもそもは野菜のみで作るものだったからで、戒律の厳しい修道士の精進料理のようなものだったのでございますよ。
サラマンジェでも付け合わせとして出てくることがあります。
クチコミサイトなどで「ロールキャベツみたいなもの」と書かれることが多いアレですが、フォワグラの脂やら鴨のフュメやら、いろんなものが入ってるのでと~っても“gras”でございます。
いうなれば‘なまぐさ坊主的シャルトルーズ’ですから、まじめなシャルトル派の人が見たら怒られそうですけど、このほうがウマいんですよ。
さて、「シャルトルーズ」といえば、皆さんがよくご存じなのはお酒のほうでしょう。
こちらはかつてシャルトルーズ修道院で、130種もの薬草類を使って作られていたリキュールですが、その配合を知っているのは今でもたった3人の修道士だけなんだそうでございます。
ある信頼できるスジの情報によりますと、フランスでは薬局で処方されることもあるのだとか…。それくらい薬効があるのだそうでございます。
エリクサーとも言われておりまして、飲めば不老不死になるという、なんにでも効く《霊薬》なのでございますよ。スゴイね、
特にですね、飲みすぎ食べすぎの胃のもたれや不快感に絶大な効果があるのだそうでございます。
飲みすぎて今にもゲ〇吐きそう、って人に飲ませると、アラフシギ、スッキリ快調になるってんですから、こりゃ、サラマンジェに置いとくに持って来いじゃないですか!
もっともこの情報、自分で試してみたことはありませんし、そういう状態のヒトに無理やり飲ませて実験したこともございませんので、真偽のほどは定かではありません。
そんなわけで、「シャルトルーズ・ヴェールVEP」がサラマンジェのディジェスティフのラインに加わりました。
ただいま臨床試験にご協力いただける方を募集しております。「うっ」ときたら手を挙げて下さいまし。永遠の命を差し上げます。
なんとシャルトルーズのお話がでるとは!しかも、VEP。
シャルトルーズ好きです。連れには、養命酒みたいと揶揄されたことがありますが、効き目はこちらの方が上でしょうか!?
たしか、ジョーヌという黄色い甘口もあったかと思いますが、私はスパイシーなヴェールが好みであります。
また、伺わせていただきたいと思います。
トミツネ様
お久しぶりでございますね。
お元気なご様子で何よりです。
シャルトルーズ効果ですか?
シェフ一つ質問です、お暇な時にお答えいただけると嬉しいです。
経営者として正直なところ一人客は歓迎されますか?
テーブルですと必ず一人分空きますしカウンターでも偶数客がいなければ空いてしまいます。
3人以上の偶数客ならばワインで数本注文が取れますが一人ならばせいぜいカラフェ。
思い立った時に行けるので一人客になる事が多いのですが
それなりに気を使い開店直後の早い時間に予約したり
ワインなどで客単価を上げたりと自分なりに気をつけています。
その辺りどう思われますか?
それとサラマンジェだと何曜日の何時ぐらいが比較的空いているって有りますか。
(もし答えにくい質問でしたら早々に削除していただいて結構です)
Hirosatoさま
いつもお世話になっております。
おひとりさま、もちろん大歓迎でございますよ。そのためのカウンターフレンチなのですから。
お気づかいを下さることは私たちにとってこの上ない幸せではございますが、どうぞお気楽にお越しくださいませ。
シェフ、早速の返信ありがとうございます。
まあ、黙って俺の料理を喰っていけって事ですね(笑
近いうちにまた寄らさせていただきます。
しかし脇坂さんの黙々と調理しながらも店全体に神経を張り巡らせる様子は
さすがだなぁと思わされます。
たぶんアプローチの階段の途中まで神経行ってますよね。
ありがとうございました。
料理の写真増やしていただけるとうれしいです。いけるようになるまで、それで飲んでますから、
え?・・・いつ来るんだって
それは・・・・日経平均に聞いてください