ガーネット。日本語では柘榴石。フランス語ならgrenatです。
ザクロはgrenade。
ハイ、もうお分かりの通りグレナディン・シロップ(grenadine)というのは、ザクロのシロップのことです。もっとも現在では果汁入りのものはありません。カクテルの色付けに使われる、着色料で色を付けたものしかありません。
ザクロのジュースって飲んだことありますか?タネばっかりで絞るのが大変ですけど、チョーうまいですよ。感動ものです。もう少ししたら出てくるでしょうからぜひ試してみてください。
このジュースを煮詰めてドレッシングにすると魚介を使ったサラダに良く合います。レモンで酸味を補って。スーパーで買ってきた梅紫蘇ドレッシングでは味わえない至福のときが訪れるはずです。
語尾のeがなくなったグルナダン(grenadin)は料理に時々登場します。
主に子牛の背肉の芯を輪切りにした料理にこの名前がつきます。ベーコンや豚の背脂を刺し込んで料理するので、その見た目がざくろに似ている(?)ということに由来してるそうです。ざくろの鮮やかな色とはまったく関係ありません。
ベーコンや背脂を刺すのは脂肪分を補うためなので、同じように脂肪の少ない肉や魚の料理にもこの名前がつくことがあります。
オヤジシェフのフランス料理講座、今日はここまで。