銀座フレンチ サラマンジェ

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皆様、どうもお久しぶりでございます。

もういいかげんに更新しないと、6月の記事がゼロということになりそうなので慌てて書いております。

ま、そもそも毒にも薬にもならんどうでもいいハナシばっかりのこのブログですが、今日のハナシもどうでもいいことなんで聞き流してください。

サラマンジェはフランス料理屋だってことはきっと皆さんご存知ですよね?

そう、それもガチガチのフランス田舎料理をやりたいと私は思ってるんです。
いまどきのおしゃれなフランス料理とはちがう、アレンジや創作を排したそのまんまの地方料理がやりたいんです。
郷土料理といってもいいんですが、それはすなわちフランスの食文化なんですよ。
大上段に振りかぶって言わせてもらうなら、私はサラマンジェでフランスの食文化を再現したいと思っているんです。

だから、
料理はもちろんですが、それ以外のものもフランス的でありたいと思うんです。

ところがですねぇ、
そんなわたしの思いとはうらはらに、お客さんの口からはポンポンイタリア語が出てくるんですな。

「グラッパ」、「トリッパ」、「カルパッチョ」・・・。

中でも一番多いのは「カプチーノ」でしょう。
けど、残念ながらカプチーノはお断りしております。
食事の後で、しかも夜中に何故…? なんてことを言うつもりはないんですよ。
そんなのは好みの問題ですから。
エスプレッソマシンがあるんだからやろうと思えばやれます。やらない理由はただフランス的じゃないから。

フレンチはイタリアンと比べるとどうもお客さんの認知度が低い。
敷居が高いイメージがあるっていうだけじゃありませんな。
イタリア語って殆どが子音と母音の組み合わせでしょ。でもってローマ字読みでいいってのが日本人にはなじみやすいんですな。LとRの違いもないし。(って言ったら怒られるか?)
それとイタリアン関係者のマーケティングの賜物でしょうか。
フレンチ関係者だって頑張ってはいるんですがね・・・。

カプチーノが飲みたい方はカフェ・オ・レ、あるいはカフェ・クレームと言い換えてくださいな。
恥ずかしいですか?
「カフェ・オ・レ」だってその昔は今のカプチーノと同じくらいオシャレな飲みものだった時代があるんですよ。(だから恥ずかしいのか…。)

じゃぁ、「エスプレッソ」をやってるのはどういうことだっ!と突っ込まれそうですがね、「濃いコーヒー」という意味で使ってるのは日本だけじゃないの?
例えばフランスのカフェに入って「アン カフェ シルヴプレ」と言ったら、出てくるのは我々が「エスプレッソ」と呼んでいるものですよ。
普通の(濃くない)コーヒーが飲みたかったら別の言い方をしなければ出てきません。

これを日本でやったら「コーヒーを注文したのに・・・」とか、「濃くて飲めなぁ~い(´-ω-`)」って言われるのがオチですから。
よ~するに我々がエスプレッソと呼んでいるモノを表現する言葉がないんです。

だから「エスプレッソ」だけは許可します。

・・・・・・

なんかメンドーな店だな。

私もそう思います。

だからね、聞き流しといてください。

関連記事:ツッコミ禁止

トリッパも禁止です

6件のフィードバック

  1. 先日、初めてお店に伺いました。
    どうしても食べたかった「ブータンノワール」を注文して、口にした時の感動が忘れられません。
    とっても美味しかった。また食べに行きたいです。
    食後はエスプレッソを注文しました。
    個人的にはカプチーノが好きですが、「カプチーノを頼む時は食事に満足していない時」というのを聞いたことがあるので、大満足だった私は迷わずエスプレッソを注文しました。
    良かった、エスプレッソ注文して。

  2. 虎ノ門でフランス料理を食べてみようと思い、水曜に初めておじゃましました。
    オヤジフレンチということだったので、お客さんはおじさんばかりかと思ったら、周りはカップルばかりで驚きました。
    さらに驚いたことに、頼んだ料理は全部おいしくこころもおなかも大満足でした。
    これから全メニュー味わっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

  3. しょうとみさま
    >さらに驚いたことに、頼んだ料理は全部おいしく
    ↑これ、なかなか笑えます。

  4. この章のご意見大賛成です。それでこそフレンチ食べてる気分も盛り上がろうてもんです。
    伊語に限らず英語も禁じてみてはいかがでしょう。
    伊エスプレッソ=仏キャフェイクスプレス と何かで読んだのは違ってます?

  5. てん様
    間違いではありません。
    けど、どちらも特急=頼んだらすぐ出てくる。というだけの意味です。
    今ではどこでもマシンを使うので、コーヒーといえばCafé Expresseなのです。

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