※今回はプロ向けのエントリです。
ウリ坊が届きました。
ちょうどいいので牛肉の部位としてのバヴェットとアロワイヨ、それから「ハラミ」の位置関係をおさらいしておきましょうか。
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ウリ坊ですから小さいですけど、基本的な造りは一緒ですから牛だと思って見てください。
アロワイヨ(aloyau)はフィレとロインを含む大きな塊を指しています。
つまり、羊ならセルと呼ばれている部位とほぼ同じです。違うのはランプの一部も含む点です。
骨盤の下に見える肉は腿から連なるランプです。ランプをすべて落としてしまうと骨盤の奥深くまで入り込んでいるフィレも落ちてしまうのはお判りいただけますね。写真ではフィレとバヴェットが離れてるように見えますけど、実際はくっついています。背骨の向こう側にはもちろんロイン(背肉)が付いています。これらの部位をひっくるめて”アロワイヨ”というのです。牛の場合ですよ。
ですからアロワイヨのローストなんていうと相当でかい豪勢な料理であります。私も実際に見たことはありません。
大きな宴会に出せば喜ばれるんじゃないですかねぇ、と私は思うんですが。
ハラミは相当離れたところにあります。バヴェット・ダロワイヨ(d’aloyau)がハラミなわけねぇだろ、なんてもう言わなくてもいいね?
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