日本の国鳥は雉ですが、フランスは雄鶏であります。
フランスの鶏といってまず思い浮かぶのはブレスの鶏でしょうな。
ブレス鶏といえばトサカは赤、体は白で脚は青。
まるでフランスの国旗みたいでしょ?
だからブレスの人は「ブレス鶏こそフランスの国鳥だ」と言ってます。
ブルゴーニュやリヨン周辺のレストランへ行くと、必ずと言ってよいほどこのブレス鶏がスペシャリテになってます。
私が修業したリヨンの店でもやはりスペシャリテになってました。
オ・ヴィネグルというワインヴィネガーでフリカセにする料理です。
来る日も来る日もこの皿を作り続けましたねぇ。
ブレス鶏は日本にも週2回、空輸で輸入されてます。いい時代になったもんだ…。
そんなわけでサラマンジェでも夏のメニューとして“ブレス鶏のフリカセ ワインヴィネガー風味”をメニューに入れました。フランスで作ってたときと全く同じです。値段もほぼ同じ。
このユーロ高ではありますが、フランスは、ホラ、「付加価値税」がすんごく高いから・・・。
わざわざ飛行機に乗っていかなくても、銀座線でスグッ!のところで同じものが食べられるんなら、お安いと思いません?
スイマセン。宣伝ばっかりで。
ついでにもう一つ。
来週、これまたフランスから“カワカマス”が入荷予定です。
ご存じ「クネル」の原料になる魚ですが、残念なことに日本にはいない魚です。
だからウチのクネルは“グチ”を使っておりましたが、来週からはカワカマスと2本立てで行こうと思います。
本場リヨンのクネルが食べられる店はほかにないっ。
どちらの食材も「受注発注」(代理店さんが注文を受けてからフランスに発注する)商品なので、売れ切れの時はご勘弁ください。
リルのフォワドアのときに、お世話になったひとりです。
ブレス、食べに行きますよ!