今日は料理のオハナシはまったくありません。
世のおじさんたちのお役に立つかどうかもわかりませんが、情報としてお知らせでございます。
早口言葉のお題になりそうなくらい長い名前ですな。
リンク先を見ていただけばわかりますが、網膜に水膨れのようなものができて、ものが歪んで見えたり暗点ができたりする目の病気です。
私の場合、40代前半でこの病気を罹患しました。
「見たいところが見えない」
このもどかしさは、チューボーのころ道端で拾ったエロ本を持ち帰って「見たいところ」にバターを塗りたくったあとのあの絶望感を私に思い出させるのです。
とにかく精神衛生上よろしくないので検査したところ、病変部はまさに中心窩のど真ん中。だからレーザー治療もできず、薬物療法も全く効果がなく、自然に治る人もいるようですが残念なことに一向に良くならず、もう10年も右目はよく見えないまんまなのです。
それがですね、聖路加国際病院の先生が中心窩に近いところでも治療ができるという新しいレーザーを開発したという話を聞いたものですから、早速やってもらいましたですよ。
それから3ヵ月がたちまして、本日術後検査をしてきました。結果は良好だそうでございます。「だそうでございます」というのは私自身は全然良くなった気がしないからなのですが、眼底の断層写真を見ると例の水膨れはきれいさっぱりなくなっていました。
けれどね、見たいところが見えないのは相変わらずなのです。
あまりに発症してからの期間が長かったので病変部の視細胞が消失してしまったのです。
視細胞は再生しないのでこれ以上視力が戻ることはないと宣告されてしまいました。「医療の限界」って医者がゆーなー(`Д´)
あとはね、ips細胞による再生医療ができるまで10年くらい待てば可能性はあるだって。トホホ
私の場合、ワイン、特にグラスの径が小さいシャンパンを注ぐときに、前後の位置がよくわからなかったりしてあらぬところに注いでしまうなんてこともありましてね、できるだけワインのサーブはしないことにしよっと。ってことにしてます。それでも忙しいときには私が出なきゃならないこともありますが、もしワインこぼしても優しくスルーでよろしくお願いします( 一一)ミテマセン
この病気は働き盛りの男性に多いのですよ。特に太陽の下で肉体を酷使する仕事の人(ガテン系?)とか、ゴルフばっかりやってる管理職のオッサンなんかがなりやすいらしいです。
おじさんたち、私と同じような状況でも早期治療で治るってことですからね、どうぞ早めに受診してください。