今日、家に帰って冷蔵庫を開けたら「生たくあん」なるものが入っていた。
食べてみた。
たくあんである。
目が遠くなっている私は老眼鏡をかけてパッケージを子細に調べた。
<名称>は「たくあん漬」である。
「生」についての説明は何もない。
はたして「たくあん」というものは実は加熱食品で、だから「生」であることが商品価値になるのであろうか?
私がそれを知らなかっただけなのだろうか?
ひょっとして私は今、この文章を書きながら世間に大恥をさらしているのだろうか?
世の中には私の知らないことがまだまだ山ほどあるようだ。
どなたかお教えください。
「生たくあん」は「たくあん」とどう違うのか。
生産者、あるいはバイヤーのかたならなお良し。
いや、ただつぶやいてみただけなのでどうぞスルーしてください。
生たくあんで検索したらシェフのブログが一番最初に出まして苦笑い。いろいろ見ていると「お徳用生かつおたくあん」ってのもありますな。
その場合、生はかつおにかかるのか、それともたくあんなのか?それとも両方にかかるのか?
まずいな、真面目に調べちゃいそう。
僭越ながらコメントさせて頂きました。(ちなみに自分は同業です。次の給料が出て、相方の休みがかぶったらお伺いしたいと思っているものです。)
どうも、【生】の理由は【干さずに漬け込む】ことのようです。
先週の月曜日に4人で伺わせていただきました青森のコックです。シャルキュトリー等古典料理もさることながら「パンデピスのアイスクリーム」が印象的でした。次回の上京の際にも是非再訪させていただきます。
当方のブログサイトはコメント入力できなくなっておりますが、さらっとでもご覧いただければ幸いです。
元・スズキさま
ご教示いただきましてありがとうございます。
私も早速調べてみましたところ、
たくあんには、大根を干して作る「本干したくあん」と、生の大根を塩漬けと加圧によって脱水したもので作る「塩押したくあん」の2種類がある、ということが判明いたしました。そして現在では圧倒的に「塩押したくあん」が多いのだそうでございます。
ためしに昨夜、近くのスーパーで棚にあったたくあんを全部ひっくり返して調べましたら、「本干し」2銘柄、「塩押し」8銘柄でございました。
「本干し」はそれを強調したパッケージであるのに対して、「塩押し」のほうは様々で、件の「生たくあん」もその一つでありました。
ワタクシ、ろくすっぽ調べもせずにいい加減なことを書くブロガーがダイッキライだ!と常申しておりますのに、今回はヘンなことをつぶやいてしまい猛省しきりでございます。
ひとまず、「生たくあん」についての調査報告でございました。
ああ、またひとつお利口になって大人の階段を上った気分でございます。
へえ〜〜〜〜〜.
「たくあん」にもそんな違いがあるんですか・・・.まるで本物の「キムチ」と「キムチ風漬け物」のようですね.
大根のピクルスを作る際,普段は軽く塩を振って脱水していたのですが,試しに干してみました.塩っぱくならず,酢のしみ込み具合も程よく,なかなか美味.でも干すと時間かかるんですよね。市販の安い「たくあん」が「塩押したくあん」な訳がよ〜く分かりました.
シェフの「パンデピスのアイスクリーム」好きですよ.
普段レストランではデセールを頂かないのですが(がっかりする事が多いため)頼んでよかった!と思いました.
腕の悪いパティシエ作よりよっぽど美味しかったです.
こんなつぶやきのようなコメントに、御丁寧に返事えお書き込んでいただいて、恐縮しております。
ちゃんと干す過程は抜かしているんだろう、ということは薄々わかっていましたが、あえてそれをウリにも出来るのですね。
私もいい勉強になりました。ありがとうございます。
少し話は逸れますが、早速このやりとりを、うちの若手に見せて、言ってやりました。
【シェフでバリバリやっている方が、未だにわからないことを調べるのに、なんもわかってないお前みたいなペーペーが、探究心のかけらも無いって・・・】と。
わかってくれたかなぁ(苦笑)