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この歳でヅカに目覚めてはまっちゃったわけではないんですが。

メディチ家がフランスに伝えたものについて調べ物をしていたらこちらが目に留まりまして。

もちろん「異人たちのルネサンス」のほうね。
カテリーナが登場するんだから当然フランス王妃になったカテリーナ デ メディチ(仏語読みではカトリーヌ ド メディシス)だと思ったらなんとロレンツォの愛人という設定(笑) ロレンツォもカテリーナの父である2世じゃなくて大ロレンツォのほうみたいなので、ま、いっか。そもそもカテリーナがお輿入れしたのは14歳のころだし。

で、愛人ではなく2世ロレンツォの娘のほうのカテリーナがのちのアンリ2世にお輿入れした時(1533年)にいろんなものがフランスに伝えられたんですね。

代表的なものとしてはアイスクリーム、フォーク、テーブルマナー、ご婦人のパンツなどなど。
つまりそれまではフランスのご婦人方はノーパン(笑)で過ごしていたし、王家の食卓でも手づかみで食事をしていたわけですよ。
関連記事→テーブルマナーはプロトコルである

カテリーナのお付きには数人の料理人もおりまして、彼女の大好物の「鴨のオレンジソース煮」がこの時初めてフランスに伝わったとされています。

その後フランスの料理人によってブラッシュアップされたこの料理はフランス料理の大定番になりました。

Aiguillette de canard à l’orange

実はわたくし、専門調理師・調理技能士の資格も持っておりますが(だから店が立ち行かなくなったら調理師学校の先生もできるのですよ(笑))、その試験の実技に出題されたのもこの料理でした。

今冬の鴨はこれで行きます。素材はクロワゼというちょっと小型の相当ウマいヤツ。これを丸ごとローストして
胸は薄切りに、腿はもう少し火を通してラケ(※) にしてみました。例によってジビエではございませんのでご安心召されたく。

 

 

 

 

宝塚劇場はすぐご近所でもありますしねえ、ヅカファンの方は観劇アフターにいかがでしょうか。

※はちみつとヴィネガーを煮詰めたものを塗って天火で炙るとラッカーを塗ったような照りが出ます。すなわちラケ。

3件のフィードバック

  1. 美味しそうですね。この鴨料理、しばらくは通常のアラカルトメニューに入っているのでしょうか?

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