10/15 説明不足と思われる部分がありましたので加筆しました。
今回もまたまたフランス語ネタです。
もういい加減にせいっ!という声も聞こえてきそうですが、もう一回だけお付き合いください。
前々回のエントリで、学者でもないくせに「決定的な間違い」という断定的な言い方をして私自身も少し反省しております。
あれから私もいろいろ調べてみましたが、フランスにまさに“Grand Maison”という名のオーベルジュ(料亭)があるのを発見いたしました。けど、やっぱりしっくりしないようで、他の人がその店を紹介するときには“Grand’ Maison”としています。
ということは「グラン・メゾン」という表記もあながち「決定的な間違い」とは言えないということになりますので、ここに訂正してお詫びいたします。
件の記事は「グラン(ド)・メゾン」は和製仏語では?という指摘にこたえて書いたものですが、言葉なんてものは良し悪しは別として常に変化やブレはあるもので、よほど改まった文書でもない限りいろんな言い回し(書き回し?)があるものです。
実際に見かけたものとしては、ヌーヴォーでおなじみの“Beaujolais”を「Bojolais」(ラベルにBOJOと大書したワインは日本にも輸入されています)、贈り物という意味の“Cadeau”を「Cado」(読みはカド)と書いたりします。これらは「間違い」なんじゃなくて言葉遊びみたいなものだということはフランス人ならみんなわかってるので、そこにツッコミを入れる人は誰もいない。
そこらへんのフランス語の“機微”はフランス語を解さない日本人に分かろうはずもないし、正確であることのほうが望ましいわけで、だから私も気をつけてはいますが、知らずに過ちを犯すこともあります。その時はどうぞ指摘してください。
poto feu ??
pot -au- feu
先日うかがいました。
なんだかんだとたくさんいただいてやっぱりどれもおいしくて満足して帰りました。
ひとつだけ、ブーダンノワールをあらかじめシェアしてくださるのに縦にふたつに切られてましたが、あれは横にスパッの方が良くないですか?
その方が食べたときのソーセージのプニュッとした感じが出ると思うのですが。
そうおっしゃる方はほかにもいらっしゃいます。
ただ横に切ってもそれはそれで問題ありそうに思われます。「見てくれ」もよろしくないし。
良かれと思ってやってみましたが、やっぱりやめます。