旧「オヤジのフレンチ」

松陰神社前 TO-四季

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ワタクシ、割と早い時期からシェフとしてお店を任されてた頃がありました。
「脇坂はセンスがいい」とかってチヤホヤされてたもんですから、いい気になってボンズ(※1)のくせにその仕事を引き受けちゃったんです。

最初は良かったんですよ。店も流行ったし全国ネットのテレビに登場したりもしました。
4年ほどやりましたかね。
けどね、所詮“井の中の蛙”ですからやっぱり行き詰りました。

その頃やってた料理はご多聞にもれず、ワケの分らん無国籍料理。
飽きられちゃったんですねぇ。だんだん売り上げも先細りになって、けど、どう立て直していいのかもわからなくて…。

そんなふうに溺れかけていた時、あるホテルの総料理長に引っ張り上げてもらいました。
この人がいなかったら今の自分はないでしょう。

想えば、この人に紹介されて行った職場で帽子を投げてきたり(※2)、いろいろと迷惑ばっかり掛けてきました。今こそご恩返しをしなきゃと思うんです。

あれから20年、全国各地のホテルの総料理長を歴任されてきましたが、この度、念願かなってご自身の店を構えられました。

東京の下町、世田谷線の路面電車が走るイイカンジのところです。

Dsc00523って、なんでヤキトリ焼いてんの?

「フレンチなんて一言も言ってないじゃん」

はぁ、そう言われれば確かに…

独立されると聞いててっきりフレンチだとばっかり思っていましたが、退職したら夫婦で焼鳥屋をやるのが夢だったんですって。

で、超美人の奥さん曰く、
「お願いされればなんでもするけど、ホテルの総料理長のようなつもりで私に命令したら私はすぐ辞める」だそうです。ん~、ごもっともです。

脱サラで飲食店開業を夢見る団塊のオジサマ方は重々お気を付けくださいませ。

Dsc00521スペシャリテ、「つなぎ」
鶏の心臓とレバをつないでる部分だけを集めて串にさしてます。
細かい仕事ですな。
仕込みは奥さんに任せてオヤジは焼くだけかと思ったら、
「朝からびっちり仕込みに追われてる」そうです。
だから1日10本限定です。

Dsc00530_1トシちゃんこと小林俊樹さん。店名「TO-四季」はもちろんご自身の名前から。
焼き鳥屋のオヤジになってもコックコートは脱げません。

Dsc00517 東急世田谷線 三軒茶屋から三つ目、松陰神社前下車 進行方向に向かって線路沿いに50歩、はい、そこです。

炭火焼鳥「TO-四季」
03-3420-1880
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※1 北海道弁、坊主の意。和食の世界では「追い回し」って言うんですかね。
要するに駆け出しの新人ってことです。

※2 「ヤメテヤルッ」と叫んで帽子を床に叩きつけるのは、コックさんが職場を辞める時の王道です。ボクもまだ若かったから・・・。トシちゃん、あの時はスミマセンデシタ。

chef

3 Responses to “松陰神社前 TO-四季”

  1. KS 2007年5月11日 at 14:45 # 返信

    おお、ヤキトリ大好きな私としては、自宅の近くにこういうお店ができるのを楽しみにしていました。帰りに酔って、いや、寄ってみます。

  2. オヤジシェフ 2007年5月11日 at 15:17 # 返信

    ksさま
    いつもお世話になっております。
    この方は私の“親方”であった人です。
    嶋さんの仕事の範疇ではないかと思いますが、
    ぜひ使ってください。ぜひ酔ってください。

  3. yoshi-pooh 2008年1月5日 at 10:25 # 返信

    一昨日のネットサーフィンでサラマンジェさんを知って大喜びしたと思ったら、今度はこのお宝情報で小躍り。実は、わたくし、ここのご町内に55年住んでいます。本業のかたわら近くの大学院で週1回講義を受け持っているので、先ずは講義のあとにでも行ってみようかな。
    ところで、このお店の線路挟んだ反対側にラーメン屋(ここのことは匿名でHPに書いてあります)があり、その反対側にお年を召した御夫婦で営まれている豚カツ屋さんがありますが、何とそのお隣のおうちで本物の豚さんを飼っていて、番犬ならぬ番豚として玄関先に鎮座しています。冗談みたいな話ですがこれは本当のはなしです。

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