旧「オヤジのフレンチ」

店名についての考察

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たて続けのアップですが、なにも精神を病んだわけではありません。ヒマなだけです。

メゾン続きのネタをもう一発。
いや、メゾンではなくて今日は「Comme」ですが。

フランスでテレビを見ていた時、ニュースショー的な番組でしたが、アナウンサーが「コム ア ラ メゾン」を連発しておりました。

国会開催中のセンセイたちが雑誌を読んだり、爪を切ったり、お絵描きしたり…、まぁ、日本の国会でもおなじみの光景を映し出して「まるでおウチで寛いでるようだね」と言ってるのです。そんなこたぁ家でやれと。

この「コム~」というのはレストランの名前でもよく見かけますねぇ。

以前、お客さんのあまりのわがままぶりにブチ切れたオーナーシェフの方から、お客さんを罵倒する内容のコメントをいただいたことがあります。ストレス溜まってたんでしょうねぇ。わかります。いろんな人がいますから。

その方のお店もやっぱり“お好きなように”という意味の「コム~」で始まる名前でした。

おそらく「コムなんじゃら」という店名をつける方は、先の議員センセイのごとくに「寛いでください」「ここはあなたのおウチですよ」という意味を込めているんだと思うのですよ。アットホームな店にしたいと。

お客さんと店のスタッフが楽しく談笑しながら…、店には暖かい雰囲気があふれ…、光景が目に浮かぶようです。

ところがいざフタを開けてみるとそういうわけにはいかんのですよ。レストランに来るとなぜか「王様」になっちゃう人って結構いますから。しかも暴君に。
あるいは酔っぱらってどんちゃん騒ぎになったり。これこそまさに「コム ア ラ メゾン」ではありますが。

「お客様は王様である」「お客様は常に正しい」
サービス業の基本であるといわれます。
けれどこれは我々の側の心得のハナシであって、お客様が「オレ様は常に正しい」とやるとね、どこかの将軍様に見えてきちゃう。

消費者保護は世の趨勢とはいえ、拡大解釈して「モンスター」になっちゃいけませんな。

さて、うちの店名ですが、「Salle à manger de Hisashi WAKISAKA」というのが正式名称です。ここに込めた意味についてこれまで私は説明してきませんでした。これからもおそらくしませんが、「コム~」という店名をつけた件のオーナーシェフには「まず店名変えたら?」と助言をいたしました。もちろんジョークですよ。その名前を付けた開業当時の気持ちを忘れず頑張っていただきたいと心から思っています。

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今日の記事には実在のレストラン名が出てきますが、もちろんそのお店を誹謗しているのではありません。固有名詞ではなくて一般語としてご理解ください。涌井シェフとは懇意にさせていただいてますし。

それともう一点。
ワタクシ、このブログで随分とネタ提供をしたようなので、今回はネタをもらいました。
パクリじゃなくてオマージュと受け取っていただきたいと願ってます。

chef

One Response to “店名についての考察”

  1. 2009年10月14日 at 06:53 # 返信

    こんにちは。
    脱帽です。
    それから、下の記事の画像、勉強になりました。ありがとうございます。

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