旧「オヤジのフレンチ」

サラリーマン哀歌

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国税庁によりますと、平成19年度の民間企業のサラリーマンの平均給料は437万2000円だそうであります。なんでもこれは10年ぶりの増加だそうです。
あまり景気が良くなった実感はありませんけどね。

給料をたくさんもらっている業種のトップは金融・保険業で691万円。
金融業界の高給待遇はかねてより言われていることではありますが、そして経営が破たんしそうになると税金を投入する、なんてことが以前よくありました。
今また、海の向こうでもAIGとやらを公的資金で救済するそうであります。
我々庶民としてはやりきれませんな。

その一方で4割弱の人が300万円以下だそうです。
中でもショックなのは273万円で最下位だったのがなんと、というかやっぱりというか、飲食店・宿泊業ということであります。

悲しいねぇ…。

人のカネをアッチからコッチに動かして9to5で高いお給料をいただける人がいるのに、汗水鼻水垂らしながら長時間労働を強いられる私らが最下位なんて…。

どうかしてる。

なんでみんな銀行の手数料に文句言わないんだろ?自分のおカネを引き出すにも手数料取られるんですよ!ヘンだと思わないの?
ま、ウチも銀行系のお客さんたくさんいるからあまり多くは語れませんけどね。コレ、本音。

そんなわけで新橋のサラリーマンの味方たらんとして、オープン以来「生ビール(発泡酒じゃありません。ハイネケンの生)400円」を維持してきました。
だって「とりあえず、ビール」は日本人のアペリティフですから。

けどね、これ実際ほとんど利益が出んのですよ。仕入れも上がってるし。
特に女の子たちに400円のビール1杯で終わられちゃうと何のためにやってるかわからんのですわ。いや、ビールばっかりたくさん飲まれてもそれはそれで困るんですが…。

もう何が言いたいか察しはついてると思いますが、

ハイ、そうです。値上げをさせていただきました。スミマセン。
事後報告になってしまいましたが、9月より600円とさせていただきました。
私もいろいろ考えたんですよ。1杯目は据え置きで2杯目から値上げしようか、とか。
けど、ヘンに複雑にするのは混乱をもたらすだけ、と考えて一律の値上げです。
どうかご理解くださいませ。レストランのクオリティーの向上につながると思って。

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chef

10 Responses to “サラリーマン哀歌”

  1. keimu 2008年9月21日 at 15:16 # 返信

    大賛成です!
    あの生は安過ぎでしたから。
    800円位にしてグラスワインとどちらにするかを迷わせるべきと思います。
    (その場合は多少増量だと嬉しいッス。ちなみに今はナンシーシーでしょうか?)
    グラスワインに関しては種類と価格を貼り紙にしていただけると、メニュー組み立ての際にありがたいです。(私が知る限り口頭での説明だったと思います)
    明日からお休みですねぇ〜長期休暇はオープン以来初めてでは?
    ボロボロになるまで楽しんでくださいませ(笑)!

  2. タロー 2008年9月22日 at 11:51 # 返信

    初めまして都内のフレンチで雇われながらもシェフをやらせていただいてるものです。修業中の若い子たちにはなんとも夢のない話ですね。この業界を続けるならお金は重要じゃありませんが彼等が学んでいくのに必要な費用(食べ歩きや料理書等々)くらいは無理なく出せるような給料をあげたいもんです。
    オヤジシェフさんの発言は日頃疑問に思っているコトをズバリ突いているのでいつも楽しみです。
    何度か料理もいただきに行きましたがあれもこれも美味しかったなぁ。
    シェフの渋い声にも痺れます!

  3. オヤジシェフ 2008年9月22日 at 15:26 # 返信

    keimuさま
    生ビールはこれもちゃんと決まりがありまして、250ccということになってます。
    フランス風に言うとアン ドゥミ(2分の1の意)であります。
    参照記事=> http://hisashi-wakisaka.com/gnafron/wp-content/uploads/oyaji/2006/09/post_478d.html
    *********************************
    タローさま
    ご同業ですね。
    仰るとおりです。
    けど反面、以前のようになんとなく安易にこの世界に入る子が減って情熱のある人が最近は多くなったような気もします。
    若い人の情熱にだけ頼っていてはいけませんけどね。
    働く人にもお客さんにも魅力あるレストランを目指していただきたいと存じます。

  4. とし 2008年9月22日 at 19:08 # 返信

    どの様な値付けにするかは、経営戦略ですよね。おやじシェフ殿の店の様に競争力があれば、それも又戦略かと。
    別な分野ではありますが、日々コンペティターと戦いを行っていますので、非常に理解できます。
    飲食業だけの話ではないのでは^^

  5. hiro 2008年9月24日 at 00:57 # 返信

    はじめまして。タローさま同様、同業者のものです。
    私もできれば東京で働きたいと思っていますが、
    東京は家賃も高いので、なかなか難しい状況です。
    また、技術を身につけた後にはフランスに留学したいと思っていて、習いにいくお金がないので、自分で少しずつ語学の勉強もしています。
    シェフのブログを読んでいると、
    salle a mangerは働く人にもやさしいお店のように
    思えるのですが、
    住宅補助や研修補助などがあるのでしょうか?
    あるいは他のお店より給料が高いとか
    労働時間が短いなんてことはあるのでしょうか?
    短ければ、給料が安くても少しバイトができるので。
    今のお店で働いている若い方は、フランス留学していたり、する予定などあるのですか?
    質問ばかりですみません・・・

  6. オヤジシェフ 2008年9月24日 at 10:34 # 返信

    hiroさま
    サラマンジェは働く人にも優しいですよ~。
    ランチがないので殺人的長時間勤務はありません。
    現スタッフは知り合いのフランス語教室で週1回授業を受けています(半額補助あり)
    ご案内してるとおり夏のヴァカンスは3週間。
    給料も国税庁発表の平均値よりははるかにいいですぜ。
    地方から出てくる人には部屋探しのお手伝いもします。
    ま、興味があるならとにかく連絡をなさい。
    ここには書けないことだってあるんだから。

  7. MIURA 2008年9月24日 at 12:35 # 返信

    初めまして。同業者です。うちは長野の高原でお店をやっております。業界のお給料の平均値を超えてたのでほっとしました。が、やはり常日頃から、仕事の大変さから比べ、他の業界より少ないのではと思っておりました。主人がシェフで責任者なのですが、増やすように言っても、この業界しか知らない主人にとっては、自分もそうであったので、いい方だと言います。意識改革が必要ですよね。長く、気持ちよく働ける店を目指したいものです。
    今度、必ず食べに伺います。その時は同業を隠して
    ・・・・・・。

  8. タロー 2008年9月24日 at 22:10 # 返信

    オヤジシェフさん
    お客さんにも働く人にも魅力的なレストラン。
    素敵です。まだまだ若僧なので簡単ではありませんが精一杯頑張ります!最近は資本力のあるメガレストラン(勝手に名付けてます)へばかり人材が流れ、芽が出る前に潰されて業界から離れてしまうコが多々いるみたいですね。とても残念です。
    業界全体が意識して改革していかなければならない所があると思います。雇われシェフの僕があーだこーだ言っても説得力にかけるとは思いますが………。
    オヤジシェフさんの業界に対する鋭い警告、これからも期待してます。

  9. hiro 2008年9月24日 at 23:25 # 返信

    オヤジシェフさま、タローさま
    お二人のような方がいて、
    将来に希望が持てました。
    どうもありがとうございました。

  10. タロー 2008年9月30日 at 23:43 # 返信

    hiroさん
    頑張ってください!
    楽しいことばかりじゃないですが情熱を持って続けることが大切です!
    でも頑張りすぎて挫折する人もいるので適度に息抜きも。
    横槍かもしれませんがサラマンジェはホント素敵なレストランですよ。
    僕も食事をするたびに勉強させてほしいなと思ってます。オススメです!

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