旧「オヤジのフレンチ」

クレジットカードが使えるようになりました

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ごくごくわずかな、更新を心待ちにしていただいているヘンな物好きのみなさま、
お待たせいたしました!
月一の更新の日がやってまいりました。

本日のテーマは、『クレジットカード』です。

サラマンジェではオープン以来、カードが使えなくてお客様には大変なご不便をおかけしておりましたが、この11月より使えるようになりました(ただし、VISA,MASTERだけね)。

そこで今日は、クレジットカード取り扱い開始を記念して、この『クレジットカードのシステム』をぐぐっと掘り下げてみようと思うのであります。

事業者がカードを取り扱うためには信販会社と『加盟店契約』を交わす必要があります。
そして、お客様のご利用額の数パーセントを『加盟店手数料』として支払っています。お客様には返済が1回2回なら手数料は発生しません。

消費者の立場でいうと、今や『年会費無料』は当たり前、”ポイント”としてさまざまな還元もあります。銀行系のカードなら、使うだけでATM手数料が無料になったりといいことずくめであります。

「使ったほうがお得」なわけです。

では『加盟店手数料』を負担するお店のほうは『使われるとソン』なのか、というとそんなことはないんですな。
事業者は商売ですから、利益が出なきゃ続けていけません。レストランなら『サービス料』という名目で、一般小売店も手数料分を上乗せした売価を設定することで利益を確保しています。(集客力の大きい大規模商業施設ではこの手数料が減免されていますが)。
結局、手数料を負担しているのは消費者ということになります。
タダで提供されるサービスはないってことですな。

ん?なんかヘンじゃないですか?
それじゃあ、現金で支払いをする人もカード利用者の手数料を負担することになりませんか?
現金で支払いをしてもサービス料を免除されたことはないし、値引きしてもらったこともありません。
カード利用者にはいろんな特典が用意されている一方で、現金客には何も無いどころかカード利用者の手数料まで払わされるなんてどう考えても理不尽じゃないっすか?

この理不尽を解消する一番簡単な方法は、カード利用者に手数料を負担していただくことですが、信販各社は、カード利用者と現金客の間に価格差を設けることを禁止する、なかば傲慢ともいえる約款を定めています。
カード会社にすれば、自社のカードの使用をためらわせるような措置を事業者が取ることを認めないのです。
手数料は事業者が負担せよ、という原則論。

サラマンジェはカードの取り扱いを始めましたが、それに伴ってお客様に新たなご負担をお願いすることは当面ありません。
が、しばらく推移を見て、カードの利用があまりに多いようなら何らかの措置を講じなければならなくなります。そのときには、現金でお支払いになるお客様にはその場で還元できる方法を考えようと思っております。
カード会社には怒られるでしょうが。

携帯電話各社は不公平な料金体系を見直しております。
信販各社も現実を見据えた柔軟な対応をしていただきたいと思うのであります。

あなたはどう思いますか?

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chef

9 Responses to “クレジットカードが使えるようになりました”

  1. はな 2007年11月26日 at 16:24 # 返信

    ウチも商店なのでほっんとにカード手数料高いと思います。
    当初はサービス料と称して少々頂いておりましたが
    カード支払いで無いお客様から取るのも変です。
    ので、止めちゃいました。
    サービス料って名前もおかしい。
    今度は カード手数料頂きます。 と書こうかしら・・
    某オヤジシェフ元祖00亭のオーナーもご自身の
    本の中で手数料が高すぎる、と仰っております。
    大きい店と個人店も同じパーセンテージって
    納得いかないですよねぇ・・
    5千円位でカード支払いは勘弁して欲しいです。
    これを読んでいる方々にお願い。
    サラマンジェにご来店のお客様はぜひ、
    現金でお出で下さいね!!
    ところでシェフ、ミシュラン東京はご覧になりましたか?
    ご感想はいかに。

  2. オヤジシェフ 2007年11月26日 at 18:20 # 返信

    はなさま
    さっそくのコメントありがとうございます。
    頭の痛い問題ではあります。
    いろいろ考えた末、サービス業であるからにはお客様の便宜を優先する、という選択をしました。
    また稼がねばなりません…。
    ミシュラン、もちろん買いましたよ。
    世間ではいろいろと言われておりますが、
    私にとってもっとも意外だったのは掲載された店がすべて☆付き、と言うことですかね。
    私のような庶民には気軽に行けそうもない店ばっかりですな。
    当然、サラマンジェのような店はお呼びじゃないって感じでしたね。
    ま、来年以降に期待します。

  3. ぱわ 2007年11月26日 at 23:33 # 返信

    ううう、たかだか6000円ぐらいでカードを思わず使ってしまった、ぱわです。(汗)
    だって、マイレージつくんだもん。(爆)
    さて、カード使ってる自分からするとですね、微妙な心境ですが。。
    現金の方には、ポイントカード的なものつくるのもいいかもしれませんよね。
    某ヨド●シカ●ラなんか、還元ポイントの%をカードと現金で変えてますし。
    それなら、あんまし違和感ないんじゃないかしらん?
    ところでミシュランの話出てきましたので、
    私も。。
    掲載されてるお店が、すべて★付きというのは。。何故?とは私も思いました。
    フランスでは違いますよね?
    日本じゃ、数が多かったり、場所が散らばりすぎだからなのかしらん?
    あと微妙に営業時間が影響したのかなぁ。。

  4. Gina 2007年11月27日 at 14:23 # 返信

    ご無沙汰しております。更新を楽しみにしている酔狂な人間の一人です。
    カード払いの際は、手数料とります、とか、手数料がかかるからクレジットカードの取り扱いをしませんという店、はたまたカード払いを申し出るとちょっとイヤそうな表情を見せる店は、ケチくさいというか、食後感が悪いように思います。お店にとっては利益にかかわる重大事だと思いますが、客の便宜とは反する面もあるだけに、表だって言わなくてもいい話題ではとも思います。ってかっこつけの意見かもしれませんけど。
    それなら、カード手数料分の値段を料理代に予め載せていただき、カード払いの客はしらずしらずのうちに手数料を支払い、現金払いの人には、何がしかのサービスなり、おまけをする方が、余程、全員が、気持ちよくお店を後にできるのではないでしょうか?

  5. リヨン 2007年11月29日 at 10:15 # 返信

    フランスのミッシュランでは、『bib gourmand』というマークがあって、リヨンでは、《Daniel et Denise》や《Le Garet》、ポール・ボキューズのブラスリー《L'est》などにがこのマークがついています。
    このマーク(イメージキャラクターが舌を出している)の意味は、飲み物を抜きで28ユーロ~35ユーロくらい金額で食べられるレストラン(というよりブラスリー?)で、『料理の質』を指標としているとのこと。また、地方では『郷土料理』だしていることも関係するようです。
    フランスでは、このマークのお店だけ集めたような『Petite table』という本も販売されてました。
    《Salla a manger》は☆よりもこれを目指しているのではないでしょうか?
    今回のミッシュラン東京では、こうしたお店は掲載されていませんし、フランス版とは随分印象がことなるものでしたが、そのうち庶民向けガイドも売り出されるのではないかと思っています。

  6. ヒロ 2007年11月29日 at 15:22 # 返信

    こんにちは。時々うかがっている者です。
    小規模個人経営で頑張っているところに限っては私はなるべく現金で払うようにしていまして(もちろん手数料負担がないようにと考えてのことです)、正直、毎回その場で還元とまでしなくてもいいように思います。その分自分のお料理はいつもカード払いの人よりも更に力が入ってる、とかのほうが嬉しいです。
    何らかの形で還元したいとお考えなら、お忙しい時もあるでしょうから、何度かに一度でもなにかサービスしてあげるとかで十分なように思います。そのように常連を覚えていられるのも小規模個人経営のいいところですから。それに制度化すると、それを毎回ちゃんとするという手間が発生するのも負担を増やしますので。
    あークネル食べたい。。。

  7. まむ 2007年11月29日 at 23:48 # 返信

    トピック違いですが・・・。
    「東京情緒食堂」見ました!
    パテの大きな写真を見て「あっ!」って思いました。
    春くらいに「月刊 専門料理」に掲載されている話をされていましたが、そのときに東京カレンダー云々とおっしゃっていましたよね。
    今回は4ページにわたって、で~んと掲載!
    素晴らしい。
    私はまだオヤジというには尻が青すぎますが、また伺いたいと思います・・・現金払いで。

  8. オヤジシェフ 2007年11月30日 at 09:37 # 返信

    コメントをお寄せいただいたみなさま。
    多数のご意見をお寄せくださいましてありがとうございます。
    今後の店作りに生かしてゆこうと思います。
    このテーマは、これまでレストラン事業者は話題にすることを避けてきたテーマではあります。
    だからこそ、ただでさえ更新の少ないブログのテーマとして選んだのですが、私の発言も言葉足らずで誤解を招きかねない内容だったことを反省しております。
    クレジットカードを導入したのは、もちろんお客様の便宜を考えてのことです。そうすることによってより多くのお客様のニーズに応えられると考えたから。
    もっとはっきり言うと、売り上げの機会が増やせると考えたからなんです。
    だから、「現金で支払いをしたほうが店にとって良いのかも・・・」なんていうお気遣いはなさらないでください。
    ワタクシ、料理バカに見えているかもしれませんが、そこらへんの計算はちゃんとできています(つもりです)。
    おかげさまでお客さんも増えてきました。カードを導入しても手数料分くらい回収できる、という見通しが付いたからそうしたんです。どうぞジャンジャンカード使ってくださいまし。イヤな顔もしませんよ。
    そもそも、「表立って」言う必要のないことばっかりのブログです。ただ、レストラン事業者が日々抱えているさまざまな問題を皆さんに知ってほしい、と思って書いています。
    非日常のレストランにおいて、たかだか数パーセントの手数料のことを持ち出すな。という意見もごもっとも、と私も思いますが、育ちが貧しいものですから、負担する必要のない人にまで手数料を払わせているレストランの現状が気になって仕方ないし、心苦しくて私にはできないと感じます。
    なにか良い方法が見つかったらまたご報告させていただきます。

  9. ardbeg1958 2007年12月3日 at 03:10 # 返信

    カード手数料の問題は、確かに「それだけ」を見てしまうといろいろ矛盾があるような気もしてきますが、全てのサービスをひっくるめて考えれば、カードを使わない人に手数料負担が載せられても、まあ良いのかなとも思います。
    たとえばレストランの内装を考えてみましょう。味だけを問題にするなら「内装に金をかける位なら、料理を安くしてくれ」という論法も成り立つかもしれませんが、これがナンセンスだということはすぐにわかります。
    内装に関心があるひとにも、ないひとにも、公平にコストは負担していただいているわけですから、レストランのコストというものは「その場を作り出すための費用」なのだと思います。ですからカードを使える場にするためのコストも皆で按分してかまわないと思うのです。客の礼儀としては、なるべく少額支払い時には現金払いを心がけは致しますが。。。
    まとまった現金を持ち歩くのは案外苦痛です。盗難紛失の危険性もあります。レストランで食事をしながら財布の中の現金の残り具合を考えるのも興ざめです。あるいは最初は足りていると思っていたけれど、とっても良い夜だからワインをもう一本あけたい。でもそうすると帰路のバーで一杯飲む現金が・・・なあんて考えるのもやはり辛いもので、ついつい注文も手控えてしまうかもしれません。ワインをもう一本あけたら、カード払いになるから、現金客向けのあのサービスは受けられないのかぁ、なんて考えるのも寂しいですよね。
    まあ確かに難しい問題だとは思います。もちろんカード会社は手数料をもっと安くしても良いと思いますけどね。
    勝手な意見で失礼致しました。

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