旧「オヤジのフレンチ」

クリスマスの憂鬱

早いもので今年もあと1ヶ月余りとなりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょう。

この時期になると毎年私はちょっと不安になります。クリスマスのことが。

「クリスマス・ディナー」のメニューが思いつかないからではありません。早くからクリスマスの予約が入るからなんですよ。気の早い人は2ヶ月以上も前から予約をされます。いいことじゃんって思います? まぁ、普通はね。

2ヶ月も前から予約するってことは、かなりリキ入ってるってことですよね。それが不安なんですよ。店とお客様のマッチングが。

例年言ってますが、今年はもう面倒なので過去記事再録します。以下再録。

早いものでもう12月です。

われわれレストラン事業者にとってはまさに書き入れ時であります。
が、我々より気合が入ってるのは「これから」の若いカップルであります。
一年で最大のイヴェント、クリスマスが控えていますから。

お付き合いを始めてまだ日の浅いカップルなら、初めてのクリスマスは素敵なレストランを予約しておくのは男子の義務ですな。「イヴの夜はフレンチレストランを予約したよ」と言えば彼女は大いに期待するでしょう。「きゃーっ、フレンチ[E:heart01]」
男子諸君、ここは頑張りどころですよ。

サラマンジェでは例によってクリスマスの企画は何もありません。まったく普段どおりです。例年言ってることではありますが、それでもクリスマスの特別コースはないのか、という問い合わせは数件あります。
おそらくそういう方はネットで店の評価などを見ながら探すんでしょうが、いかにあなたにとって魅力的に見えたとしても、「これから」の彼女の嗜好もちゃんとリサーチしましたか?

彼女もこの日のために買ったカワイイお洋服でキメてくるんです。シャンパンなど飲みながら、「なんちゃらの宝石箱」だの「天使の贈り物」だのといった歯の浮くような文言が並んだメニューを思い浮かべて来たんです。

ところが、

「豚の血のソーセージ」、「臓物の腸詰」、「川魚のはんぺん」…。
挙句に「でんでん虫と蛙」なんて究極のゲテ物食い、と考える女子は決して少なくありませんのですよ。そしてあなたの顔をまじまじと見るでしょう。その時になってはじめて彼女の目が「ぶっ飛ばすぞっ、テメェ!」と言ってることに気付いてももう手遅れです。

前にも書きましたけど、お客さんの不幸は店にとっても不幸なのですよ。

一世一代の勝負の夜、お店選びはくれぐれも慎重に。

※現在、カエルはメニューにありません。ご安心を(?)。

chef

2 Responses to “クリスマスの憂鬱”

  1. ジビエ好き 2011年11月17日 at 00:02 # 返信

    こんばんは初めまして
    こちらのお店の事が気になり最近になってブログを拝見させて頂いてるのですがこの記事は笑いました。
    彼女に良いとこ見せようとクリスマス=フレンチという概念だけで一度も来たことないような人が予約を入れるのはどうかと思いますよね。
    ますますこちらが好きになりました
    近々伺いたいと思うのでよろしくお願いします

  2. オヤジシェフ 2011年11月17日 at 00:59 # 返信

    ブログにコメントをいただくのは久しぶりです。ありがとうございます。
    お待ち申し上げます。
    「ジビエ好き」というHNはシャレと受け取っていいんですか?

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