旧「オヤジのフレンチ」

エラそうなこというな!オレ!

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いや~、読者の方から「更新が遅い」という厳しいお叱りのコメントを頂戴しました。

週2ペースの更新ならブログなんかやるナッ!つ~ことですよね。楽しみにしてくれている人もいるんだなぁと感慨深いものもありますが、身を引き締めて早い更新を心がけていきたいと思います。

とは言ってもですねぇ、毎日営業してる身ですから、なかなか…、イヤ、弁解するつもりはないんですよ、ごもっともです、ハイ。ただ、その~、料理人ってぇのは「料理の奴隷」って言われるくらいやってもやっても仕事はあるもんなんでぇ…。

今、この記事、店で書いてます。今日も泊まりです。フォン ド ヴォーの見張りをしながら。

でも、いいんですよ、そんなことは苦にならない。好きで選んだ道ですから。朝早くに起きて築地へ行くのも楽しくてしょうがないんですから。

マジな話、この仕事は好きじゃなきゃとてもやってられません。だって、考えてもみてください。一皿の料理を出すのに半日、料理によっちゃあ何日もかけて準備をするんですよ、けど食べるのはアッというまでしょ?でもって、後片付けもしなきゃならん。その仕事に対する対価はってえと…、好きじゃなきゃとってもやってられません。愚痴に聞こえますか?いえいえ、コレはこれから料理人を目指そうとする若い人たちへの警告なんです。
君たちの夢は生半可な気持ちじゃ叶わないよ、と。
センスを磨いて情熱を持ちつづけることは並大抵のことではないよ、と。

なぜなら。

セントラルキッチンから送られてくるものを温めるだけで、お客さんは「おいしい」と言ってくれるから。

かつて「オヤジ」と呼ばれた料理長はいまや「中間管理職」となって、労務管理に忙しく仕事を教える余裕がないから(そうじゃない立派な料理長もいますけど)。

そんな環境では「料理人」は育たないでしょう。巷に「飲食店」はたくさんあるけれど、その中に「料理人」はどれほどいるでしょう?

もちろん、料理人を目指す本人の努力が一番大切なのは言うまでもありませんが、「料理人」はお客さんによって育てられるものなんです。自身の料理に自信があっても、未知の世界に一歩を踏み出すときには勇気がいるものです。そんな時に背中を押してくれるのはいいお客さんです。

グルメのあなた、何人料理人を育てました?

「フランス料理は金持ちの道楽だ」と言った人もいましたが、コレにはわれわれの業界にも責任がある。そういう富裕層をターゲットにしたマーケティングを過去にはやってきたから。

けどもう今はそういう時代じゃない。低単価でがんばってるフランス料理店もたくさんあって、お客さんを集めてます。喜ばしいことです。が、その内情は「殺人的」な仕事量で成り立ってるということも想像してください。

それに耐えられなくてどれほどの若者たちがシェフを目指しながら挫折していったか…。

それに耐えられない人間は成功できない、というのはこの業界の宿命なのでしょうか…?

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