旧「オヤジのフレンチ」

あのクソまずい・・・再構築シリーズ№2

フランスに行ったことがあれば少なからず目にするパナシェという飲み物があります。カフェやバルに行くと若い人たちはビールに各種のシロップを加えたものを好んで注文していますが、それじゃなくてビールのリモナード割りのことです。 スーパーなんかで普通に売ってますから飲んだことがある方もたくさんおいででしょう。

↓これね
panache

けれど一度飲んだらもう二度と買いませんね。どうしたらこんなにまずくできるの?ってくらいまずい。いや、例によって私の主観ですよ。

私の場合期待が大きすぎたんでしょうけどね。渡仏する前からその存在自体は聞き知っておりまして、「行ったら飲んでみたい食べてみたいモノ」リストに入っていましたから。そして「大きく期待を打ち砕かれたモノ」リスト入りを果たしたのでした。

けれどね、これも自分で作ればめっぽうおいしいんですよ。

ごく狭い範囲のみで自家製のリモナードを作りましたよっていう告知をさせていただいたところですが、リモナード作ってんならパナシェもやらなきゃね♪ってことで作ってみましたです。

あ、その前に皆さん「リモナード」に違和感を感じてますよね?レモネードだろと。

現代の仏語でレモンはcitronですが古フランス語ではlimonといったのですよ。16cにイタリアから伝えられた‟レモンと砂糖を加えた水”(それすなわちlimonadeリモナード)が大流行しまして、それを売る人々によって同業組合が作られ専売制にしちゃうほど売れる飲み物だったんですな。そんな古くからある飲み物なので今も‟limonade”が使われているのです。同じものをcitronnadeシトロナードと言っても私はアリだと思います。両者は別物と主張する人もおりますが厳密に区別する必要があるとはとわたくしには思えませんので。

なじみのある「レモネード」はlimonadeから派生した英語です。(「フランス食の事典」p737)

un_verre_de_limonade

1660年にオランダの画家によって描かれた
”Un verre de limonade”

ちなみにシトロンとレモンは別物ですよ。シトロンを示す仏語はcédratセドラ。

で、パナシェでございますがね、このエントリのためにいろいろ調べていたらwiki.frに「パナシェのアルコール度数は1.2%以下」って記述を見つけました。ざっくり計算するとほぼ1:3で割るってことですよ。マジ?それって「ビール風味のリモナード」じゃね?道理でまずいわけだわ。

大事なことを申し上げていませんでしたが、サラマンジェのリモナードはレモン風味のラム酒にレモンと砂糖を漬け込んだものをペリエで割ってます。つまりカクテルです。

パナシェはこれをビールと1:1で割るのでなかなかにお酒感はあります。ご注意ください♡

panaché

 

この梅雨時期のアペリティフとしておすすめでございますよ。わたくし同様フランスのパナシェに落胆した方も是非お試しください。マジうまいから♪いやホント。

以上よろしくです。

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